設立 | 昭和 26 年 |
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所在地 | 大阪市城東区 |
病床数 | 32 床 (一般病床: 24 床、地域包括ケア病床: 8 床) |
入院基本料 | 7 対 1 |
職員数 | 全職員: 94 名 / 看護職:常勤 35 名、 非常勤 5 名 / 看護助手:常勤 2 名、 非常勤 5 名 |
取組のきっかけ、 |
医療の目的が「治す医療から支える医療」に変わりつつある現在、私たちには治療のみならず、生活の質の向上や支援を目指す医療やケアが求められる。現院長体制に刷新した2年前から、この考えのもと、本当の意味で患者さんに求められている医療を提供するためには、医療の質・看護の質を高める必要があると考え、職員全員が各自の役割を自覚し、プロフェッショナル意識を持って働ける、やりがいのある職場風土になるよう、改革に取り組んだ。 |
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取組の体制・ |
2ヶ月に1回程度、院長が全職員に自分たちが行う医療の目的や意義について話をする機会を持っている。また、日々の業務においては院長と内科医長が中心となり職員指導を実践しており、事務長による支援体制も整えている。 |
概要 |
すみれ病院の目指す医療の理念・目的の浸透すみれ病院は「地域医療と専門医療の両立」を目指している。この医療の実現のため、「患者、家族、そして社会を、医療を持って幸せにする」という理念を掲げている。院長が、職員一人ひとりの顔を見ながら理念の重要性を説き、職員への浸透を図っている。病院の成功とは、患者の喜び、満足であり、患者が自分で自分の人生を歩むことである。そのために当院では診断・治療にとどまらず、病気をかかえた患者さんとご家族をどう支えていくべきかを考え、病気や障害を持っていても地域で生活できるように支える医療やケアを実践している。職員には、患者に寄り添い共に歩むことを大切にするよう伝えている。 医師を中心としたチームのスキル向上医療・看護の質向上のため、職員教育が重要であるとの考えで、病院が費用を負担し積極的に研修や資格取得を行うように支援している。特に、糖尿病専門病院であるため、糖尿病療養指導士の資格取得を積極的にすすめ、現在 12 名が資格を取得している。糖尿病医療チームは糖尿病専門医を中心に看護師・管理栄養士・理学療法士で構成され、週に1度カンファレンスを開き、患者の治療の方針や方向性を議論し共有している。各自が専門性を活かし、患者の幸せのために何ができるかを考え、お互いをプロと認め尊重し建設的な議論を行う。医師はこれを導きサポートを行っている。職員の主体的に取組む姿勢を評価することで、プロ意識が芽生え、やりがいに繋がっている。職員には専門職として自覚・覚悟を持つことが必要であると常に指導を行っている。この自覚が各自の仕事のやりがいになり、離職防止に繋がっていると考える。 |
実施後の成果や |
職員にプロとしての自覚が芽生え、カンファレンス等で主体的な発言が増えると同時に患者サービスの質が向上、標準化されてきた。私たちが行ってきた職員一人ひとりのレベルアップ・キャリアアップが、医療・ケアの質の向上に繋がり、離職率の低下に貢献していると考えられる。 プロとしてやりがいを実感できるよう職員のレベルアップを求めてきたが、一部には病院の進化についてくることができない職員もいることも事実である。今後は、そういった職員にも相応しい役割を持ってもらい、幸せを感じられるような職場作りが課題のひとつである。また、より職員が意見を発信できる職場とし、ボトムアップ型の組織を目指していきたい。 |